バトンと犬の話

 

凪目さん ( id:nohere )からバトンをいただいていました。

hohnoh.hatenablog.com

 

長らく放置していてすみません。いっぱい褒めてもらっててうれピーね。そして凪目さんの最終更新日もかなり前だ

 

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エライ空虚な内容ですがまあ許してください。アンカーで!

 

 

近況。ずっと鬱です。ですが最近じわじわ調子が戻りつつあるかな、ということでこうしてまたブログを開いてみました。また書けるときに書こうかなとはほんとに思ってます。浦島太郎状態ですが…

 

 

 

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最近読んだ本、トラちゃん。動物にまつわるエッセイがいくつも収録されています。その中でも「犬のピーター君の話」というのがえらく心に残っています。

ピーター君は飼い主一家にないがしろにされ、動物好きな隣家(作者一家)になついています。しかし作者一家は少し離れたところに引っ越すことに。するとピーター君は半ば捨てられたようになり、その辺の子どもにオモチャ同然に扱われ、老いて死んでしまうのです。この要約だとあんまり悲壮感がないけども原文はあるんよ。わたしはひどく悲しくなりました。あんまりだ。犬は幸せでなくてはいけません。

ところでこのブログにもたびたび登場したうちの犬ですが、今年の四月に永眠しました。とてもかわいい犬でした。前々から介護をできたし、最後は家族みんなでお葬式もできたし、まずまず幸せな最期にしてあげられたのではないかな、と思います。

死んだ人のことを思い浮かべると、天国でその人の周りに花びらが降り注ぐ、とどこかで聞きました。どちらかというと天国とか信じるタイプではないのですが、この考え方は好きで、ほんとかどうかはさておきそう思うようにしています。わたしは毎日うちの犬のことを思い浮かべるので、犬の周りには花びらが降り積もってることでしょう。ピーター君も同じように――ピーター君の生涯は悲しいものだったかもしれません、でも、群さんがこうして文章にしたことで、それを読んだわたしたちがピーター君のことを思い浮かべ、その度にピーター君のまわりに花びらがそそいでいればいいな、と思いました。