あったらいいな、犬山月記

 

平山のタンバリンさんが28歳でらっしゃると上の記事で知り、おったまげました。わたしは結構な、結構なおじちゃんだと思い込んでいたのです。いつも、愉快なおじちゃんだねえと思いながらブログを読んでいたのです。イメージとしては古田新太ぐらいのおじちゃん具合だったのです。これを機に今後は、愉快なおあにいさんだねえ、に改めて読もうと思います。いやびっくり。

わたしはそういうアタリをつけることがド下手。ブログではすでにししみさんの前例もあるし、他に購読してるなかにもそういう勝手な齟齬があるひとは確実にいる、はず。こうして文体から想起する場合に限らず、リアルでもそうなので困る。勝手に年上だとふんでゴリゴリ敬語で話していた人が年下でズコーとしたこと、勝手に年下とふんでフランクめに話していた人が年上で平謝りしたこと、どちらも数知れず。で、ド下手なくせに思い込みが激しいからたちが悪い。きっといつかひどい詐欺にあう。

でもネットに関してはわかんないよね、実際。平山さんが実は28歳じゃなくて古田新太だという可能性が無いなんて誰に言い切れようか。わたしだってブログの頭に「大学生の女が…」て書いたり研究やバイトの話をしてるのが実はじょじゅちゅトリックで、ほんとうは週7でクラブに通う子持ちの屈強なメキシコ人男性かもしれんじゃん。その可能性が0なんて言い切れるか?いやわたしには言い切れるんだけどもね。でもシュレディンガーの猫が生きてるか死んでるか知ってるのは猫自身だけだよね。ネットで対峙してる以上はみんなシュレディンガーのわたしだしシュレディンガーのあなた。わたしは女子大生。そうかな?

言ってみれば、ネカマとかネナベとかネ港区女子とかネ成功者とか、みんなそういうことだもんね。徹底的に別のものを演じるのはファンタジーだし、スリルもあって面白いかもしれないね。わたしもこれからはネ犬としてやってこうかな。今まで黙ってたんですけど、実はわたし犬なんですよ。5歳のシェパードです。コペンハーゲンに住んでます。うれしいな~ほんとにそうだったら。これを突き詰めてって現実との境が分かんなくなって、発狂して山に走り去ってそのままシェパードになったらいいな。わたしはいい加減に人間として生き続けることを受け入れる必要があるね。しんどい