レモンもジュースだもん
昨晩
バイトから帰ってきて、夜ご飯を食べました
揚げ物です
揚げ物なので用意したのは、こちら
ポッカレモン100
所謂レモン汁ですね
所謂レモン汁なんですが、裏面を見るとこのように記載されています
名称 レモンジュース
そうだよな、きみも果汁100%の液体なんだから、そりゃジュースと呼ぶべきだよな
100%オレンジジュース、100%りんごジュース、それと並んできみも、100%レモンジュースのはずだよ
なのにきみだけはほかの果物たちとはちがって、レモン汁なんて扱いをうけているね
汁ってなんか、やだよね
レモン果汁(じゅう)ならまだしも、レモン汁(じる)よ じる
じる仲間は他に誰がいるかな
豚汁 錆汁 脳汁
これは人一倍さわやかなはずのきみが属するようなチームではないと思うんだよね
だからわたしはきみに敬意を表して、きみをレモンジュースと呼ぼうと思う
ジュースと呼ぶからにはあれだよね、やっぱりジュースはごくごく飲まれてこそジュースだよね
レモン汁(じる)のきみが受けてきた扱い、ちまちまポタポタ一滴ずつ垂らされるような味わわれ方は、レモンジュースのきみには似合わないよ
だからわたしはきみを、ジュースとして味わってみたいと思うんだ
量がおかしいんじゃないかって?
決して日和っているわけではないんだよね、わかってほしい
小学校のころプールの授業で、いきなりプールに飛び込むことはしなかったろ?
急に冷たい水に浸かると心臓がびっくりしてしまうから、足を水につけバシャバシャして冷たさに慣れてから、ゆっくりプールに入ったはずだ それと同じだよね
わたしがこれまできみをジュースとして飲んでこなかったように、きみもわたしにジュースとして飲まれてこなかったんだよね、つまりわたしが急にゴクゴクきみを飲むと、お互いの心臓がびっくりしてしまうと思うんだよね、わたしはきみをびっくりさせたくないんだ
さあごたくはこれぐらいにして、いよいよきみを飲んでみようと思うよ
喉が焼けました