即興小説#2

 

○マシュマロのお返事

 

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いやどんなの書いたのか気になるじゃんよ…

 

と思ってたら、その日に更新されたブログによって送り主が判明し、無事読むことができてモヤモヤが晴れました。

きょうごく(id:Kyogoku)さん、ありがとう!(怒ってるプリンかわいいね)

なんとも禅問答のようなお題でございました。

あと、よい機会なので、他にも書いてくれた方々のをここにまとめておきます。

ビンキルンさん(失踪中につきブログ外リンクの掲載)

ひかりさん

どこかの誰かさん

 

 

さて、わたしもふたたびやってみました。今回は15分設定の必須要素あり。お題はこちら。

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ゆるふわな殺人犯、必須要素はオリーブオイルです。

(こちらにコピーするにあたりちょっと姑息な改変をしています)

 

 

 

 

 

健康第一♡

 

「こんにちは~どうぞ入ってください~!」
現場に到着するなり、笑顔の女に迎えられた。童顔で、髪をふわふわにセットして、ちょっとロリータっぽいというか、そんな服を着ている。正直、かわいい。
先ほど、ずっと隣の部屋から異臭がしているという通報を受け、警察官の僕はこのマンションにやって来た。たしかに、女の風貌にそぐわないような腐臭が部屋の奥から漂っている。

マンションの一室に入ると、液体の中に男が倒れている。血だまり…ではなく、油?おもいっきり事件じゃないか。僕は血相を変えて女に詰め寄る。なんだ、どうしたんだあれは!
「オリーブオイルです~!」
女が言う。いや、そういうことじゃなくて。でオリーブオイル?なんで?
「オリーブオイルって、サラダ油とかより健康じゃないですかぁ。だからです。」
意味がわからない。健康だから何なの?
「ショコラちゃんに健康でいてほしいからに決まってるでしょ!」
女が豹変した。血走った目で僕を睨む。やばいやばい、あわてて僕は女をなだめる。ごめんなさい、状況がわからなかったものでね。ショコラちゃんっていうのはペットかな?
「そうなんですよぉ!ショコラちゃんに会いたいですか?」
ふたたび女が笑顔を取り戻した。冷や汗が出てきたが、ここは見ておいた方が、女の機嫌を損ねないだろう。話を聞くのはそれからでもいい。
「会いたいんですね♪こっちへどうぞ!」

奥の部屋へ案内される。腐臭が強まる。女が扉を開けると現れたのは、

 

 

 

 

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「ショコラちゃん、どうしても揚げ物が食べたいって言うから…」
それが、僕が聞いた最期の言葉だった。

http://sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=502200