小山田壮平バンドツアー2019@名古屋ボトムライン

 

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小山田壮平さんのライブに行ってきました。生きるための足場のひとつがここにある。

ボトムラインはじめて来たけどとてもいいはこね、終演後の出づらさえぐいけど。次来るときあったら2階から観よう。

 

以下、セトリは@y_wasabiさんのこちらの記事からそのまま引用させていただいています。よいブログだ…。

自分でセトリ覚えてることがほんとにできません。反芻しながら観てはいるものの、曲が始まるごとにウワ~(^o^)となっちゃって飛んじゃう。

偶然会場で会えた高校の友達が大阪と同じセトリだったって言ってたので、そのまま引用で合ってるでしょう、多分。

 

 

 

 

 

1.グロリアス軽トラ

ビンキルンさんよ!!!

いきなりのandymori。弾き語りではないandymoriの曲。バンドサウンドandymoriの曲。これを何年待ったろうか。

イントロのベースラインいいよねえ。藤原寛いいよねえ。「名古屋の空の下~」が聴けて感無量でした。

 

2.everything is my guitar

続いてもandymori。夢のようだ。今まで聴いたどのライブ音源よりも安定していた、でもやっぱり、後藤さんが叩くヒリヒリしたeverything is my guitarをどうしてもいつか聴きてえんです。あとフォローミーも。ベンガルトラも。すごい速さも…。

今ツアーのドラム・ならさんは、鬼気迫るプレイに対してお話するときは消え入るような口ぶりでズコーとなった。彼もまたいいドラマー。ギターのかやさんもまた、ばりかっこよいソロをかましつつ、喋るとニコニコふにゃっふにゃ。かやさんとても好きになってしまったな、彼らの音楽もチェックしないと。


3.雨の散歩道

これバンドアレンジよすぎませんか…。音源化を切望。紛れもなくいまの小山田壮平の音楽なんだけど、なおかつ往年のスタンダードナンバーのようなふんいきと風格がある歌だね。


4.スランプは底なし

バンプの才悩人応援歌とか時雨の傍観とかにおいても似たようなことが言えるんだけどさこれもさ、スランプつっててもそれをこんなにも素晴らしいものに昇華してしまえるあなたはほんとうに偉大で非凡で尊くてさ、それをこうして今日歌って聴かせてくれてさ、だからほんとうに、ほんとうに生きててくれてどうもありがとう。


5.青い空

この曲でイメージする色は、PVの影響かうすい水色なんだけど、今回冒頭の照明は濃い青のライトの中にひとつだけオレンジが光ってて、朝焼けになる前のような?かんじであんまりしっくりこないなあと思った。でも、曲が進むにつれて入ってくるスチールギターのボワーとした音色にとってもマッチしだして、そうか、いま聞いてるこれはandymoriの青い空ではないんだ、と少し切なくなった。切ないんだけれども、だからバンドって素晴らしいんだね。行きたいライブには行けるだけ行こう。


6.太陽の白い粉

ゆらゆら帝国のカバー。ピンとこなくてくやしい…夜行性の~ぐらいしか知らない。今後わたしはサイケとメタルと歌謡曲の世界に足を踏み入れるであろう予感がしているので、いつかゆら帝も通るのであろう。そのあとに今日のカバーを思い出し、知らずに聴いてたのもったいねぇ~と悶絶するのであろう。タイミングってあるよね…


7.空は藍色

なんでわたし今まであんまりこの曲を気にかけてなかったんだ!?とびっくりしてしまった、良すぎて。高めの音をファルセットじゃなくて張り上げて歌う声、その力よ。ラスサビ前のバックが消えるところ、めちゃくちゃ鳥肌たった。斜め前のお姉さんがしきりに涙をぬぐっていて、その光景にもらい泣きしそうになった。


8.革命

直前のMCで、ギターのかや君と一緒に伊豆で釣りをした壮平さんが大アナゴをつりかけたけど逃がしたという話をしてて、「そんな気持ちをこめて、次の曲です」というフリののち始まったのが革命。どういうこと?

ボンゴだかコンガだかをポコポコポコポコ、ゆったりとしてトロピカルなアレンジの革命でした。冒頭二曲みたいにスタンダードにアンディの曲やってくれるのはそれはそれはそれは嬉しいんだけども、やっぱりそこにはどこか悲しみがつきまとってしまうから、反面こうやってガッツリアレンジしたのは心穏やかに楽しめて、別の嬉しさがあるね。


9.ベロべロックンローラー

壮平さんは半ばアル中という指摘をうけ、いやちがうこれは自分のことではないと弁明してから始まった曲。いやいや…。

ツイキャスで聴いたときも思ったんだけど、「カナダの国旗はきれいなもみじ  ベロベロックンローラーも葉っぱの形」って歌詞があるんだけど、どういうこと??


10.私に人生といえるものがあるなら

す~~ごい綺麗だった、ハーモニーが。合唱とかデュエットとかしたくなった。カラオケいきて~!!カバーがちゃんとカバーになってる人は本物だよなあ、小山田壮平は言わずもがな。中田裕二みたいにカバーだけのツアーとかあってもめちゃくちゃうれしいし良いだろうな、でもそれはそれで持ち歌聴きたくなっちゃうんだろうな。結論、ソロでも活動してくれて、あとツイキャスというものを使ってくれてほんとうにありがとうございます壮平さん。


11.ゆうちゃん

なのにゆうちゃんが笑うからなんとかなるよ

っていいよね…。

これを歌ってるときの壮平さんはなおさら少年にみえます。わたしにはゆうちゃんに重なるような友人はいないのに、どうしてこんなにノスタルジーをかんじるんだ?

スチールギター、とても素敵だ。ふしぎな楽器。最初テルミンかと思った。


12.あの日の約束通りに

これカバーかと思ってたけど壮平さんの歌だったんだね。ラブソングだ。なんてうっすい感想だ。


13.夕暮れのハイ

あんまり記憶がない。なんて曲だこれ、でも壮平さんの曲だな、ウオーわからん、と思ってたら終わったような気がする。


14.ベンガルトラとウィスキー

はいありがとうございます。かなり熱い歌いっぷりをみられてうれしくてもうほんとに、ありがとうねえ生きて歌ってくれて…(しつこい)

歌詞ミスってベンガルトラがウロウロしまくってたのを、アンコールのとき振り返ってた。そのあと全員に、きみもミスしたろうと聞いて回る壮平さん。やめたげて。


15.カパチーノ

そうかあれがカパチーノか!!どうりで好きだと思った!!以前に聴いて、ふしぎなタイトルだなあめっちゃ好きな曲だなあと思った記憶がある、折坂との弾き語りツーマン@ラママのときだったかな。弾き語りでも超よかって、いやでも多分これはバンドの音のほうがハマるやつだ。彼女のジャズマスターがセトリ外だったのは悲しいけども、カパチーノを再確認できたのは大きなおつりだ。

 

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16.ローヌの岸辺

きれいね~~~。弾き語りでもぜひ聴いてみたいやつだこれは。ツイキャスに期待。


17.16

17.16てまぎらわしいね。17.1984でもまぎらわしいね。確実にファンにしか伝わらないやつだね。

空がこんなに青すぎると

何もかも捨ててしまいたくなる

空がこんなに青すぎると

このまま眠ってしまいたい

この感覚は自分がずっと持っているもので、出来れば捨てたいなあといつも思っているんだけれども、これを持ってるからアンディを好きになったんだと思うと、やっぱりそういう人間でよかったような気もします。


18.サイン

これもあんまり聴き込んでる曲ではなかった、しかし今日を境に聴き込むことになるやーつだね。ソロで出てる音源はけっきょく、これとゆうちゃんとシーヴァとインタビューだけだよな、2018を除き。それで半分やらないんだね。インタビュー聴きたいね…。

壮平さんは今回も、持ち歌がないんでそろそろおいとま~みたいなこと言ってたけど、あなたはそれを言う資格のない人でしょうよ。未音源化の名曲をいくつ抱えてるんだまったく。


19.Sunrise & Sunset

うれしい終わりかただ…大好きな曲。みんなニコニコゆらゆらして聴いてて、とてもいい空間だった。楽しい歌だけど悲しい歌だね。壮平さんはちゃんと、悲しみは消えないって言うから信用ができるね。

 

 

壮平さんの目は相変わらずきらきらしていた。たまに髪を後ろにかきあげるんだけど、サラサラすぎてすぐもとに戻っていた。髪の毛つやっつやだよなあ、シャンプーなに使ってんのかふつうに知りたいな。カラフルな照明を反射してずっと天使の輪ができていて、彼は文字通り地上の天国なソングライターでした。

高校の頃、やっとアンディのツアーに行けるぞ!と思ってたら壮平さんが橋から飛び下りてしまって、あれよあれよという間にアンディは解散してしまった。でもいまも壮平さんは生きてくれてて、ALのボーカルとしても一人でもこうしてまた歌を歌ってくれて、わたしも生きてて、こうして聴きにいくことができて、それらはほんとうに奇跡のようなことです。どうもありがとう。