とりもどせ!ぶんかてきな くらし

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ここ数日は本当に屍のようだった。

 

就職面接当日、恐怖で布団から出られなくなった。知人に電話で相談し、結局その企業は辞退。その日に初めてメンタルへ行き、社会不安障害と言われた。数年間にわたりそのケがあることはいたく自覚していたので、病名がついたことに対するショックなどはとくに無い。ただ、それ以来恐くて選考の予定を入れることが全く出来ておらず、就活は足踏みしている状態。

所属ゼミの授業構成が特殊ゆえ当分学校へ出向く必要はないので、たまに説明会やバイトで外出する以外は家から出ることもなく、そういった日は薬を飲んで駄文を書いて寝るその繰り返し。

これじゃだめだなーこうしてる間にもみんな内定とってるんだよなー第一バイトに出れてる以上病気っていってもそんな重くないんじゃないのかなーただの甘え?だったらなんでこんなに涙が出ちゃうのかなーなんてぐるぐるぐるぐる考えてばかり。

そもそも自己肯定感が著しく低く、褒めていただくことがあっても内心全く受け入れられないような自分である。短所は長所の裏返し?いや、余りある駄目さでそれをもう一度反転してしまうのが、てめぇのような人間でげす。そういった思考でガチガチの土台に、社会不安というトッピング。わー!ダメ人間!社会の屑!と、自分の首を絞め上げる。そんな精神状態を反映するように、部屋もどんどこ荒れていった。そんな数日間。

 

今朝。起きぬけに、黒シャツにスラックスを履いた。きつめのメイクをした。掃除機をかけまくった。相当数のものを捨てた。服も捨てた。鏡を磨いた。布団を全部洗って干した。そのままベランダで日なたぼっこしながら、平野啓一郎を読んだ。andymoriを聴きながら少し散歩した。帰って布団を取り込みベッドメイクすると、そこへ潜り込みそのまま爆睡してしまった。

何かに取り憑かれたように動いていた。傷ついたこころの反作用のようなものだったのかしら、久々に人間らしい一日を過ごした。マイナスからマイナスへの移動に過ぎないが、少しは前に進めただろうか。明日はちょっとおしゃれして大学の図書館に行って、卒論を進めようかな。

 

画像は乾きゆくきつねです